信じた分だけ裏切られてゆく現代社会に嫌気がさした僕は、家の二階の窓から飛び降りようとしている。
『のびちゃん〜』下から母の声が聞こえる。いつも当たり前で身近にあったもの・・・それが今一番いとおしく感じる。
『のび太くん〜!帰ってきたよ〜』勉強机の引き出しからネコ型ロボットが僕を呼ぶ。
目の前が涙で滲んできた。
でも・・・もうダメなんだ。もう・・・。
僕は飛び立った。一瞬、僕の家に遊びに来たジャイアン・スネ夫・シズカの三人が目にはいった。
さようなら・・・。
この街・・・。
☆のび太は全身打撲でじわじわと死んでった